記号の形と名前を覚えただけでは、まだ「使える知識」とは言えません。 実際に私たちが目にするのは、発音記号そのものではなく「英単語」だからです。 この「カルタ3」からは、いよいよ実践編に入ります。 実際の英単語(例単語)を見て、その中に含まれるターゲットとなる発音記号を当てるトレーニングです。
アプリを起動する (無料)発音記号は、単独で存在するわけではありません。常に単語の一部として存在します。 このアプリでは、具体的な単語(例:apple, cat, dogなど)がお題として出されます。 あなたは、その単語の「どの部分」が「どの発音記号」に対応しているかを判断しなければなりません。
このプロセスを繰り返すことで、単語のスペルと発音記号(音)の結びつきが強化されます。
英語のスペルと発音には一定のルールがあります(フォニックス)。 このアプリで遊んでいると、自然とそのルールに気づくようになります。
こうした「勘」が養われると、初めて見る単語でも、スペルを見ただけでおおよその発音が予測できるようになります。
発音記号を覚えるコツは、その記号を代表する単語(アンカーワード)を一つ決めておくことです。 このアプリに出てくる例単語は、まさにそのアンカーワードとして最適な、基本的かつ典型的な単語ばかりです。
「この音なんだっけ?」と迷った時、「あ、Catの音だ!」と思い出せれば、正しい発音を再現することができます。 カルタ3を使って、自分の中のアンカーワードを確立しましょう。
「カルタ3」からは、いよいよ実際の単語を使ったトレーニングに入ります。 記号単体で覚えるのと、単語の中で覚えるのとでは、脳への定着の仕方が全く違います。 これを「文脈効果(Context Effect)」と呼びます。
例えば、「æ」という記号だけを見てもピンとこなくても、「Catの真ん中の音」と言われれば、すぐに音のイメージが湧くはずです。 具体的な単語とセットで覚えることで、記憶の引き出しが増え、思い出しやすくなります。
このアプリをプレイしていると、ある法則に気づくはずです。
英語には「強勢(アクセント)」があります。 強く読まれる母音ははっきりと発音されますが、弱く読まれる母音はしばしば ə (シュワー) に変化します。
例えば "Banana" は「バナナ」ではなく「bə-næ-nə」です。 最初と最後の "a" は弱く曖昧なシュワーになり、真ん中の "a" だけが強いアッシュになります。 単語を通じて記号を学ぶことで、こうした英語特有のリズム感も同時に養うことができます。
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