シリーズの最後を飾る「カルタ6」は、最も難易度が高く、かつ最も実践的なアプリです。 お題として「英単語」が表示され、その中に含まれる「発音記号」を選び出します。 これは、単語の音を最小単位(音素)まで分解し、分析する能力を問うものです。 これができれば、あなたはもう発音記号マスターと言っても過言ではありません。
アプリを起動する (無料)英語圏の子供たちが学ぶ「フォニックス」は、文字と音のルールを学ぶものです。 このアプリは、まさにそのフォニックスの集大成です。 単語を見ただけで、「このスペルは、この音になるはずだ」という予測を立て、それを記号として特定する。 この一連のプロセスは、高度な英語脳を必要とします。
例えば、"Cup" という単語を見て、ʌ (ウェッジ) を選ぶのは比較的簡単です。 しかし、"About" の最初の "A" が ə (シュワー) であることや、 "Sing" の最後の音が ŋ (エング) であることを瞬時に判断するのは、正確な知識がないと難しいものです。 曖昧な記憶では正解できない、ごまかしの効かないトレーニングだからこそ、確かな実力がつきます。
まずはゆっくりでも構いません。一つ一つの単語を丁寧に分析し、正解を導き出してください。 慣れてきたら、タイムアタックに挑戦しましょう。 単語を見た瞬間に、その発音記号が頭の中に浮かぶようになれば、あなたの英語力はネイティブに一歩近づいています。 Phonics Homeの全シリーズを通じて培った力を、この「カルタ6」で存分に発揮してください。
「カルタ6」は、単語を見て、その中に含まれる発音記号を選ぶモードです。 これは、英語の音を聞き取る上で最も高度なスキルである「音素分解」のトレーニングです。
音素分解とは、聞こえてくる単語を、最小単位の音(音素)にバラバラにする能力のことです。 例えば "Stop" という単語を聞いた時、日本人の脳は「ス・トッ・プ」という3拍(モーラ)で捉えがちです。 しかし、英語脳では「[s] - [t] - [ɑ] - [p]」という4つの音素の連続として捉えます。
このアプリでは、単語の中に隠れている「見えない音」を見つける必要があります。
このトレーニングを積むと、自分の発音も劇的に変わります。 自分が発する単語の、どの部分の音が間違っているのか、自分で気づけるようになるからです。 「あ、今 [l] じゃなくて [r] になっちゃったな」と自己修正できる能力こそが、上達の最短ルートです。
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