Phonics-IPA 発音記号クイズアプリ

英語の発音記号(IPA)一覧表と覚え方【例単語・読み方つき】

「辞書に書いてある /æ/ や /ə/ って、どう読むの?」
英語の発音記号(IPA:国際音声記号)は、一度覚えてしまえば初めて見る単語でも正しく発音できるようになる「音の地図」です。

このページでは、英語で使う発音記号を母音・子音に分けて一覧表にまとめ、それぞれの音のイメージと例単語を紹介します。 さらに、丸暗記せずにゲーム感覚で覚えられる無料クイズ・カルタアプリへの近道も用意しました。

このページでわかること
  • 発音記号(IPA)とは何か
  • 母音・子音の発音記号一覧表(例単語つき)
  • 効率のよい覚え方 3ステップ

発音記号(IPA)とは?

発音記号(IPA: International Phonetic Alphabet)は、「1つの記号=1つの音」で音を正確に書き表すための世界共通の記号です。

英語のスペルは「read(リード/レッド)」のように同じ綴りでも読み方が変わる例外だらけですが、発音記号に例外はありません。 辞書の発音記号が読めれば、知らない単語でも100%正しい発音がわかります。カタカナ英語から卒業するための、いちばんの近道です。

母音の発音記号一覧

短母音

記号 例単語 音のイメージ ポイント
ɪ sit, big 「イ」と「エ」の中間の短い音 日本語の「イ」より口の力を抜く
e bed, pen 短い「エ」 日本語の「エ」に近い音
æ cat, apple 「エ」の口で「ア」と言う音 通称「アッシュ」。口を横に開く
ʌ cup, sun 短く鋭い「ア」 驚いたときの「アッ」に近い
ɑ hot, box 口を大きく開けた深い「ア」 喉の奥から出すイメージ
ʊ book, good 力を抜いた短い「ウ」 唇をあまり丸めない
ə about, lemon あいまいで弱い「ア」 通称「シュワー」。英語で最も多く使われる音

長母音

記号 例単語 音のイメージ ポイント
iː see, eat 口を横に引いた長い「イー」 口角をしっかり上げる
uː food, blue 唇を丸めた長い「ウー」 日本語の「ウ」より唇を突き出す
ɔː call, law 口を縦に開けた「オー」 「ア」と「オ」の中間の響き
ɜːr bird, work こもった「アー」 舌を巻き気味にして喉で響かせる
ɑːr car, park 深い「アー」+r の響き 最後に舌を軽く巻く

二重母音(音がなめらかに変化する母音)

記号 例単語 音のイメージ ポイント
eɪ day, make 「エイ」 「エー」と伸ばさないのがコツ
aɪ my, time 「アイ」 「ア」を大きくはっきりと
ɔɪ boy, enjoy 「オイ」 最初の「オ」は口を丸く
aʊ now, house 「アウ」 「ア」から「ウ」へなめらかに
oʊ go, home 「オウ」 「オー」ではなく「オウ」と変化させる

子音の発音記号一覧

子音は「無声音(声帯をふるわせない)」と「有声音(ふるわせる)」のペアで覚えると効率的です。口の形は同じで、声を出すかどうかだけが違います。

ペアで覚える子音

無声音 例単語 有声音 例単語 ポイント
p pen b bag 唇を閉じてから破裂させる
t tea d dog 舌先を歯茎につけて弾く
k key g go 舌の奥を上あごにつける
f fish v very 下唇を軽く噛んで息を出す
θ think ð this 舌先を歯で軽くはさむ(TH の音)
s sea z zoo 歯の間から鋭く息を出す
ʃ she ʒ television 「シュ」と唇を丸めて
tʃ chair dʒ jump 「チ」「ヂ」に近い破擦音

そのほかの子音

記号 例単語 音のイメージ ポイント
h hat 「ハ」行の息の音 息だけで軽く
m man 「ム」(鼻に響く) 唇を閉じて鼻から音を出す
n name 「ヌ」(鼻に響く) 舌先を歯茎につける
ŋ sing, long 「ング」の鼻音 舌の奥を上げて鼻に響かせる
l light 舌先をつける「ル」 舌先を上の歯茎にしっかりつける
r right 舌をどこにもつけない「ル」 舌を浮かせて奥に引く(L との最大の違い)
j yes 「ヤ」行の音 「ジェイ」ではないので注意
w we 唇を丸めた「ワ」行 唇をしっかり突き出してから開く

発音記号の覚え方:3ステップ

一覧表を眺めるだけでは、残念ながらすぐに忘れてしまいます。おすすめは、クイズやカルタで「思い出す練習」を繰り返すことです。当サイトの無料アプリを使った3ステップを紹介します。

ステップ1:記号の「形」と「名前」に慣れる

まずは æ(アッシュ)や ə(シュワー)など、記号の形と名前を一致させます。 クイズ①(記号 ⇄ 名称)やカルタ①を使って、「見たことある!」の状態を作りましょう。完璧じゃなくてOKです。

ステップ2:記号と「音」を結びつける

次に、ネイティブ音声を聞きながら記号を選ぶクイズ②(音声つき)に挑戦します。 自分が想像していた音と実際の音のズレに気づけるのが、このステップの最大の効果です。

ステップ3:実際の「単語」の中で確認する

最後に、カルタ③〜⑥(例単語 ⇄ 記号)で、apple の a が /æ/ だと反射的にわかる状態を目指します。 ここまで来れば、辞書の発音記号がスラスラ読めるようになっています。

💡 続けるコツ
1日5分で十分です。「全部覚えよう」ではなく「昨日より1つ多く分かればOK」のペースで、ゲーム感覚で続けるのが一番の近道です。苦手が残ったらクイズ③(苦手特訓モード)で仕上げましょう。

よくある質問

Q. 発音記号は全部覚えないとダメ?

A. いいえ。まずは日本語にない音(/æ/ /ə/ /θ/ /ð/ /r/ /l/ /ʌ/ など)を優先すれば十分です。よく使う記号から順に、クイズで自然に覚えていきましょう。

Q. カタカナで覚えるのはダメ?

A. 入り口としてはOKですが、カタカナでは bat / but / bought がすべて「バット」になってしまい、聞き分けも言い分けもできません。カタカナは「補助輪」と考えて、最終的には記号と音を直接結びつけるのがおすすめです。

Q. どのくらいで覚えられる?

A. 1日5〜10分のクイズ練習なら、主要な記号は2〜4週間ほどで「見て音がわかる」状態になる方が多いです。丸暗記より「思い出すトレーニング」の回数がカギです。

まとめ:一覧表×クイズで「音の地図」を手に入れよう

発音記号は、リスニングとスピーキングの両方を底上げしてくれる一生モノのスキルです。 この一覧表をブックマークして、あとは無料アプリで手を動かすだけ。今日から始めましょう!